riri_kawaseの世界。

明日もあなたが幸せでありますように・・・。

犯罪者とメンタルクリニックに行くアタシ。

今日はメンタルクリニックに通院する日だった。


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2年くらい前(高校生の時)も同じ病院に通院していたけど、日にちがあいたから初診扱いになった。


午後6時の予約だった。


待ち合い室は、相変わらず混んでいた。


その待ち合い室は、優しさと淀んだ気持ちが混ざりあっているような不思議な空間だった。


いろんな悩みの気持ち(?)がここには蓄積しているような気もした・・・。


もしかしたら、私もそういう気持ちを発散していたのかもしれなかった。


待ち合い室にいる人たちは、スマホや携帯電話の使用が禁止されていたから、読書をしている人ばかりだった。


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私もテキトーに読もうと思って本棚を見てみたけれど、特に読みたい本はなかった。


それに読みたい気分でもなかった。


隣にいるお母さんは週刊誌を読みはじめていた。


数日前に『家に火をつける』と、わめき散らしながらアタシに脅迫した人とは思えないほど、落ちついた雰囲気だった。


きっと知らない人が見たら、綺麗な歳の取り方をした大人な女だと思うのかもしれないと思った。


でも勿論、私はそんなふうに思わない。


会った時に『この間はごめんね。ちょっとお母さん、疲れていたみたい』とか意味不明なことを言っていたけれど、それが脅迫の理由にはならない。


・・・。


昼間、私は地元の警察署の電話番号を検索して電話した。


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出た人に事情を説明したら、生活安全課にまわされた。


相手は若い男の人だった。


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私はまた事情を説明した。


お母さんからの深夜の電話。


お母さんからの意味不明な脅迫。


殺されると思ったこと。


怖かったこと。


相手の人はしっかりと聞いてくれた。


メモをとってる感じがした。


どんな対応をしてくれるのだろう?


当たり前だけど、期待した。


結果的に言えば何もしてくれないってことだった。


私は電話で言われただけで、録音もしていなければ書面で言われたわけでもなかった。


なので『そういった事象があったことを記録として残しておきますね』と言われておしまいだった。


一応アドバイスとして言われたのが『会わないほうがいいですよ』だった。


うん。


ムリだからね?


いきなりお母さんに『もう会わないほうがいいと思うから、会うのやめるね?』


なんて言ったら、逆上して何をされるかわからない。


本当は今夜だって一緒に病院になんて行きたくなかった。


でも、いきなり拒絶するような刺激を与えたら、絶対にぶちギレるから言えなかった。


『ほら、呼ばれたわよ。行きなさい』


いろんなことを考えていたら、いつの間にか呼ばれていた。


私は犯罪者を待ち合い室に残して、診察室へ向かった。


診察室には院長先生がいた。


先生というか、いつもニコニコしたおじいちゃんだ。


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『お久しぶりですね^^』


相変わらず穏やかな口調だった。

そこから世間話をした。


昼間は何をしていたのか聞かれたりもしたけれど、警察署の話しはしないで、ずっと熱があったので家で休んでいたと話した。


お母さんと仲良くしているのか聞かれたので、何も言わずにうなずいた。


本当はウソなんてつきたくなかった。


でも、話せなかった。


自分の弱さにウンザリした。


『どうだったの?』


待ち合い室に戻ると聞かれた。


だから、横にクビをふっておいた。


そこから、私はほとんど無言だった。


何かお母さんらしき人が言ってたけど、軽く聞き流した。


薬をもらって帰ってきた。


ウソをついて帰ってきた。


自分にウンザリしながら帰ってきた。


かきむしられるような不快感を身にまとって帰ってきた。


『何かあったらすぐに連絡してください』


あの警察官、意味不明なことを言ってたな、て思い出した。


『ねえ、刺されたり、家に火をつけられてから対応されても遅いんだよ?』て言いたくなった。


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・・・最後まで読んでくださり、ありがとうございました。


またね。