古いお父さんに助けてもらうアタシ。
ちょっと眠ってから考えた。
時間は昼の12時ちかかった。
『午後1時に来い』とか新しいお父さんに怒鳴られていたから、あわてたりした。
以前お母さんがメールで新しいお父さんが優しいとか書いていたけど、ぜんぜん優しい人とは思えなかった。
もしかすると『お母さんにとっては優しい人』なのかもしれないと、ベッドの中でコロコロしながら考えた。
それから、どうしようかと真剣に考えた。
お巡りさん(警察)に電話して相談しようかと思ったりもしたけど、以前お母さんに『家に火をつけてやる!!』て脅迫された時に、困って電話したら何もしてくれなかったからやめた。
それで、やっぱり『お父さん』だと思った。
私にとってのお父さんは『古いお父さん』のことだ。
困った時にばかり電話して悪い気がした。
でも、他に相談できる相手がいなかった。
ちょうどお昼休みの時間だった。
狙ったみたいでまた悪い気がした。
すぐに出てくれた古いお父さんに私はイロイロと早口で話した。
お母さんが今日、引っ越すこと。
新しいお父さん(再婚相手)から意味不明な理由で朝から怒鳴られたこと。
昼の1時に会いに行かないと怒られること。
『後でかけ直す』
それだけ言われた。
それから、ぼんやりしながら電話を待った。
午後の1時になった時は、新しいお父さんから電話がかかってくるような気がして、なんか、憂うつになったりした。
でも、電話なんか、なかった。
3時頃に電話がきた。
古いお父さんだった。
『ごめん。遅くなった』
謝りたいのはこっちだった。
古いお父さんはお母さんに電話してイロイロ話したみたいだった。
お母さんは基本的に頭が悪いし、非常識だけど、古いお父さんの言葉には素直になる。
『※※(お母さんの名前)がまた、よけいなこと言ったから※※さん(新しいお父さんの名前)が怒っちゃったんだろ』
私もまったく同じことを思っていたと伝えた。
それから『ありがとう』て気持ちをアタシなりの言葉で伝えた。
話の流れで、就職の話になって、お父さんの知り合いが阿佐ヶ谷でイラストの仕事をしているから、来週の土曜日に一緒に会いに行くことになった。
正直、あんまり気が進まない話だった。
絵を描くのは好きだけど、イラストレーターになりたいとか今は考えていなかった。
でも、以前、古いお父さんにイラストに興味があると言っていたし、古いお父さんなりに私の将来を心配して段取りしてくれるので、その場で断るのは悪い気がした。
そんなわけで、来週会い行くことになった。
有名な人なのかもしれないけど、ここでは名前を出さないでおきますm(__)m。
イラストレーターさんに会うのも楽しみだけど、久しぶりに古いお父さんに会えるのがうれしかった。
早く会いたくなった。
そんな感じで(?)いつものように遅刻して夜勤に向かうアタシでした。笑
最後まで読んでくださり、ありがとうございましたm(__)m。
またね。