riri_kawaseの世界。

明日もあなたが幸せでありますように・・・。

・・・ある人との出会いについて語りだすアタシ。

・・・私は幼い頃からホラー映画や小説が好きだった。


そんなわけで小学5年生くらいの頃に、あるSNSのコミュニティに入り、会員としてホラー小説(?)を読みまくっていた。


そのコミュニティに入るのには、色々なくだらない条件があった。


18歳未満はお断りとか、コミュニティの中で語られることは、外で話してはいけないとか、そういうやつだ。


基本的にアタシは規則は破るためにあると思っていたから、フツーに『社会人です』て書いて入会に成功した(そのためにわざわざ新規に登録し直して偽装した)。


それだけの魅力がそこのコミュニティにはあるとコミュニティの説明を読んで感じていた。


入会してそれまで閲覧できなかったコミュニティを閲覧できるようになった。


まだ、できたばかりらしく、会員は私を含めて三人だけだった。


どんなホラー小説を書いているんだろう?


口外してはいけないとか18禁とかイロイロな条件があったから、すごく楽しみだった。


でも、それは小説ではなかった。


奇妙で不気味な日記だった。


でも、もちろん、それはフィクションだとはわかっていた。


それでも引き込まれた。


この人を知りたい。


そう思って連絡をして、イロイロと話し合う仲になった。


数ヶ月後には、会員は200人以上になっていた。


私は相変わらず管理人さんと仲良く連絡し合っていた。


私はもったいないな、と思っていた。


こんなすごい小説なのだから、もっと評価されるべきだと思った。


なので、もう1人の古参の会員さんと一緒になって、管理人さんに別のSNSへの移転公開を強く勧めた。


そこは電子書籍とかイラストとかで当時とても有名なSNSだった。


私もそこでイラストを公開していた。


管理人さんは移転する気がないみたいだった。


それでも2年以上私たちが言い続けたので、ようやく移転することが決まった。


イロイロな制限があったにも関わらず、会員は500人以上にまでなっていた。


絶対成功させたかった。


なので、共同作業者として文章の挿し絵を私が担当して、もう一人の古参会員さんが、パスワードやアドレスの共有をしてSNS内の対応をすることになった。


当たり前のように閲覧者数はのびた。


公開して数ヶ月で10万人をこえる閲覧者になっていた。


私も表紙や挿し絵を頑張っていたから、すごいうれしかった。


ただ、その頃から、イロイロと管理人さんと古参会員さんとの間でギクシャクしていた。


古参会員さんは、作品すべてを管理人さんが1人で書いているみたいに読者の人に説明していた。


つまり、文章だけではなく、私が描いたイラストや表紙等も管理人さんが描いたことになっていた。


私はなんとも思っていなかったけど、それが管理人さん的には心の負担になっている(?)ようだった。


『孫みたいなリリちゃん(私の名前)が描いたイラストを自分の作品にはできない』みたいに言っていた。


その頃、色々な不幸が重なった。


管理人さんの旦那さんが亡くなった。


私は中学生になっていて、お母さんからの暴力に堪えられなくなって家出を繰り返していた。


そのうちに管理人さんからの長期活動休止の話が出てきた。


私もイラスト等を描ける状況ではなかったので賛成したけど、古参会員のおばさんは、なんか、1人で怒ってた。


カテゴリーランキングで1位になったりもしていたから、もったいないと思ったのかもしれなかった。


その後、私の知らない所でいろんな話があって、古参会員さんと管理人さんは完全に絶縁してしまった。


そんなふうにして、あんなにすごい小説だったのに、未完成になってしまった。


その後、家出したりで私もSNSを見に行かなかったから、音信不通のままになっていたけれど、最近、久しぶりに戻って見てきたら、私のホームにメールが届いていた。


管理人さんからだった。


謝罪と1つの小説の結末が書かれていた。


その小説は、たまに更新していた小さな作品で、好きなように書いたと話していた。


たしかに、めちゃくちゃだったし、閲覧数も他の作品よりも少なかった。


でも、私の1番のお気に入りだった。


だから、どうしてその作品を未完成のままにしているのかずっと不思議だった。


でも、5年前に届いていたメールを読んで理解した。


福島の津波が原因だった。


作品を公開する直前に、東日本大震災があってたくさんの人が津波で亡くなっていた。


そのSNS内でも、東日本大震災の募金活動をしているグループがたくさんあった。


そんな時に、この作品を公開するのは、たしかにまずいような気がした。


メールで管理人さんは『自分は今後更新するつもりがないので、更新するのならしてかまわないけど、更新するべきではないと思います』みたいに書いていた。


たしかに、五年前の震災直後だったら、そうかもしれなかった。


でも、今は五年経ったし、個人的にめちゃくちゃ好きな世界観だから公開しようと思った。


それで公開する場所をあれこれ考えたけど、管理人さんのあの場所で私が続きを書くのはおかしいと思った。


だから、ここで最初から、私らしく書き直しながら公開することにしました。


つまり、これは長い番宣でした。笑


タイトルも管理人さんの迷惑になるといけないから、変えて公開する予定です。


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当時作った挿し絵。


最後までお付き合いくださり、ありがとうございましたm(__)m。


小説は近日中に公開していく予定です。


それじゃあ、またね^^