現実的な妄想と夢みたいな現実。/ただの頭の風邪。
小さい頃から妄想癖があった。
小学校に向かうまでの道のり、ずっと私は別人として、別の時代の別の国の別の性別で、恐ろしい体験や嬉しい体験や悲しい体験をしていた。
歩いて十五分の道のりをそんなふうに歩くアタシは、学校の教室についてから、よく思いました。
あれ? いつの間に着いたの?て。
なんか、起きているのに眠っていたような感覚で、何がなんだかわからなくなりました。
自分が別人になるだけではなく、小さい頃から、架空の妹を作って一緒に遊ぶこともしていました。
“お姉ちゃんになりたい”っていう、強い願望だったのだと思います。
だから、部屋でよくぬいぐるみ遊びを妹としていました。
すごい私には現実的に感じていました。
きっと妄想ばっかりしていたから、脳ミソが風邪をひいて、そういう架空の人物を作るのが得意になっていったのだと思います。
以前も話したのですが、私は母子家庭の一人っ子です。
おまけに私のお母さんは引っ越しが趣味という、ちょっとというか、かなり残念な人だから、友達がなかなかできない環境でした。
なので、一人で小学生の時は、過ごすことが多かったような気がします。
うん。でも、なんか、ずっと誰かとぬいぐるみ遊びを夢中でしていた記憶があるので、きっと妹と一緒にやっていたんです。
実はあんまり覚えていないのです。
小学生の頃って、お母さんに叩かれたり、置き去りにされた記憶が所々であるだけで、記憶が曖昧なんですよね。
みんなそういうものだと思っていたら、そうではないと知りました。
過剰な暴力を受けると、人の脳ミソは自己防衛の為に、記憶を封印するとか妹が以前話していました。
実は、私の妹はけっこう物知りだったりします。
架空のくせに。
中学生になってからは家出を繰り返しながら、相変わらず妄想ばかりを繰り広げました。
本当は外国にいて、幸せな家庭にいるんだと思い込みました。
でも何故か、娘ではなく、父親の立場でした。
私は同い年の奥さんと旧ソ連の田舎町で、日本語を教える仕事をしながら生活していました。
四歳になる娘がいて、休みの日は近くの公園に一緒に遊びに行ったり、家の中で木製の積み木で遊んだりしていました。
理由はわからないのですが、ものすごくリアルな妄想でした。
特にそういう映画や本を読んだ記憶もないので、何かの影響ではないのですが、よく妄想しました。
妄想がそのまま夢に出てくることもあって、さっき夢の中で久しぶりに娘に会いました。
娘は小学四年生になっていて、小さい頃と違って、すごい大きくなっていて、ビックリしました。
それを私が言ったら「どうしたの?」て不思議がっていました。
四歳の記憶のあの子が急に大きくなって現れたから、なんか、すごい衝撃だったんです。
でも、よく考えたら、もう六年くらい経っているんだから、大きくなっていてあたり前でした。
だけど、頭の中の妄想家族が、現実の世界と同じ時間を流れているのが、不思議でした。
これってフツーなんですかね?
フツーとかよくわかんないけど、とにかくビックリしたから、書いてみました 。
今夜も夜勤なのですが、これも妄想で、実は素敵な恋人とゆっくりソファーに座りながら、この記事を書いているんだと、思ったりしましたが、もう、やかましいお店に着いたので、これが現実みたいです。
頑張れアタシ!!
なんか、途中から自分を励ましてた。笑
とりあえず、今夜もテキトーに頑張ります☆。
寒くなってきているので、暖かくして休んでくださいね◎。
最後まで読んでくださり、ありがとうございましたm(__)m。
またね^^