描くことを書きながら描いているアタシ。/ただの考え方。
どこまでも描く。
私はいつも絵を描いている。
電車に乗って移動している時も、誰かと食事をしている時も、頭のどこかにいる私は絵を描いている。
頭の中で綺麗な夕陽が描きあがると、それを早く画用紙の上に移したくてしかたない。
頭の中の絵がどこかに逃げてしまうのではないかと心配になる。
自分が急な事故や病気で死んでしまって、その絵が画用紙の上に移せないんじゃないかと不安になることがある。
そんな時はその辺にある紙に殴り描きみたいに移すことがある。
心配性なんだろう。
ヤバい病気なのかもしれない。
人から「話しを聞いているの?」と言われることがよくある。
聞きながら頭の中で描いていた。
今もこの文章を描きながら、特殊なクリスマスツリーを描いているし、さっきまでトリックアートの立方体を描いていた。
頭の中でそれらが逃げないか、少ししたら、不安になるのがあきらかだ。
昔からそうだった。
とんでもなく小さい頃から、私は頭の中で描いていた。
西洋のお城だったり、ブラックホールだったり、巨大なクジラのお腹の中だったり、漫画で見かけた異世界だったり、とにかく色んな景色を描きつづけた。
妄想に忙しくて、その日何をしていたのか、まったく思い出せない日もあった。
そんな日は面白くて笑った。
昨日のことはほとんど覚えていないのに、何日も前に頭の中で描いた絵を画用紙に描き移すことができるのは、きっと日常を犠牲にしているからだとわかっている。
いろんなことを放り投げて、絵に夢中になってる。
画用紙がなければ机に直接描く。
絵の具がなければ、クレヨンで描く。
クレヨンがなければ、色鉛筆で描く。
何にもなければ、頭の中に描いておく。
たまっていく頭の中の絵。
週に2回しか今はまともに描けない。
悔しい。
だから、今も頭の中で描いている。
いつもいつもいつも描いている。
いつもいつもいつも・・・
描くことを考えている。
最後までお付き合いありがとうございましたm(__)m。
またね^^