riri_kawaseの世界。

明日もあなたが幸せでありますように・・・。

ラップ脱走事件と『またね?』のバイバイ。

※閲覧注意のお話です。暗い話が苦手な人は読まないでください。




前回の『泥だらけでお祭りを楽しんだアタシ。』のつづきになります。



お祭りを楽しんだアタシたちは、トンネルに戻ることなく、そのまま自分たちの部屋に戻って、フツーに休みました。



だから、夜中とかに施設に救急車がきたとか、ぜんぜんホントに知らなくて、朝起きてからキベさんからきいてビックリしました。



『ラップ脱走事件』のことは、ほとんど知りません。



ぜんぜんかかわっていないからです。



だから、後からきいた話をそのまま書くことにします。



私とキューが離れたあと、大トビラのまえで待ってた人たちが、合図がないのに中に入っていったそうです。



なんか、すごい待ってたからガマンできなくて、そのまま合図ムシして入ったのだと思います。



どうして合図がなかったのか、あとからチィたちにきいたら、地上へ向かう最後のトビラのカギが用意していたカギとちがったらしくて、そこでガチャガチャやってたから、合図なんてだせなかったみたいです。

それで、あとから向かった人たちの中にいた2人が途中の階段から落ちて、大ケガしたそうです。


なんか、ケンカして突き飛ばされた(?)とか、雨水と長靴のせいで滑っただけ(?)とか、きく人によって話がちがったから、落ちた原因はよくわかりません。



とりあえず、14才の女子が2人、腰の骨と両足の骨を折る大ケガして、救急車よぶさわぎになったそうです。



当たりまえだけど、誰もラップから脱走なんかできなかったし、逆にまえよりもあつかい的にひどく(?)なってしまって、チィとかボタは私の知らない建物に飛ばされて、謹慎処分になってしまいました。



そして、意味不明なんだけど、無関係のアタシも2日以内に施設から強制退去が決まりました。



ほんと意味不明でした。



まえに書いたけど、アタシはキューとフツーにお祭り行ってたから、ぜんぜん関係ないんです。



それなのに強制退去とか、ほんと最悪でした。



先に書いちゃうと、だから、チィとかボタとは謹慎処分になっていたから、会わないままバイバイになりました。



あとで、家に帰ってから、施設に電話して事故のことをくわしく知りました・・・。



話を戻すと、キューもアタシとおんなじで2日以内に強制退去でした。



だけど、キューの場合は他の施設に移る関係で、決定した次の日には、出ていくことになりました。



『またね?』



『うん。またね?』



施設の建物のまえでそう言ってキューと別れました。



じつは、個人同士の連絡先の交換が禁止されてたから、もう、キューとは一生会えないって、なんとなくわかっていたけど『バイバイ』はさびしいから『またね?』にしようね、て話して2人で『またね?』て言いあってバイバイしました。



あれから、8年くらいたつけど、キューとはそれっきり会ってないし、どこの施設に移ったのかも、誰も知らなかったから、わからないままだったりします。



アタシが有名人になれば連絡くるかな?とか考えたりしていますが、有名人とかむずかしいよね?



・・・1度、施設にいた誰かから家に電話があったみたいだけど、私はその時、家じゃなくて友達の家で闘病生活してたから、それが誰なのか、わからないままだったりします。



もしかして、キューだったのかな?



・・・チィとは、私が施設をはなれてからも、施設に残っていたから、けっこう連絡とりあってた。



半年後にボタが死んだのも、チィからきいたし。



なんか、チィはボタとケンカしたみたいで前ほどボタと一緒にいなかったから、くわしくはわからないとか言ってた。



1番長く連絡とってたチィとも、私が中3の時に『私、もうすぐ施設から出れるんだ』て言ってたきりで、連絡つかなくなった。



きっと、同い年だったから、15才で施設から出ないとダメだったのかな?て考えたりしています。



チィ、元気かな?



とりあえず、イロイロ脱線したけど、キューと『またね?』のバイバイした次の日が私の卒業日でした。



フツーにお母さんが迎えにきて、施設からアタシはバイバイする予定だったけど、やっぱり私のお母さんバカだから、最悪なことになりました・・・。



つづく。