riri_kawaseの世界。

明日もあなたが幸せでありますように・・・。

ヤバい遊びとボタ。

※閲覧注意のお話です。暗い話が苦手な人は読まないでください。










前々回の『凶暴なお母さんと意味不明な記憶』のつづきになります。








『お母さん来襲事件』のあと、私とキベさんはさらに仲良しになった。



だから、私もそれまで、けっこう遠慮とかして生活してたけど、そういうのやめて、もっと親しい関係になろうとした。



そんなわけで、ほとんど家というか、施設の中では、裸みたいなかっこうでフツーに生活するようにした。



すごい暑くて、どうせ動くと汗だくですごかったから、それなら最初から服とかいらないじゃん、て気づいた。



なんか、けっこうみんなからイロイロ言われたりもしたけど『自分の家だと思って生活しな』てキベさんに言われていたから、あんま気にしなかった。



アタシの家なんだから、自由だし。



さすがに、外で農作業する時はサンダルははいた。



裸足だと、すごい疲れたし、あとで足洗うのがめんどくさかったから。



でも、下着姿でほとんど農作業とかしてた。



話はかわるけど、施設には同い年くらいの子が何人かいて、そのうちの一人、ボタとはすごい仲良くなった。



ボタは外で問題おこして、親にムリやり入れられた残念な子だった。



アタシは自分からきたから、そのちがいは、ちゃんと説明した。



『私はちがうからね?一緒だと思わないでね?』





何度も言って。



あと、ボタに歳をきいたら、二十歳とか言われたけど、あきらかに小学生だった。



見た目、私よりお子さまな感じがした。



外国だからいいのかもしれないけど、フツーにボタは作業しているときとか、大人がいないとタバコ吸いながら作業していたから、アタシ的におもしろかった。


ちなみに、私も歳とか18って言ったりしていたから『タバコ吸う?』てわたされたりしたけど、難病でタバコとか吸えない状態だったから、フツーにことわった(今も難病で闘病中だし)。



私たち子どもは、みんな大人と一緒の部屋で生活していて、子どもだけの部屋はなかった。



必ず、大人と子どもの組み合わせだった。



それで、ボタの部屋の相手は、いい人なんだけど、しょっちゅう病院にいかないといけない病気持ちのおばあちゃんだった。



『あらあら、またきたのねぇぇ』





アタシがボタの部屋に遊びに行くと、その病気おばあちゃんは言ってた。



文字だとわかりにくいんだけど『ねぇぇ』の『ぇぇ』をすごくのばすおばあちゃんだった。



それで、とにかくそのおばあちゃん病気してたから、三回に一回くらいの割合で、いない夜があった。



そんな夜にアタシが遊びに行くと、二人ですごいおかしなことをいっぱいして遊んだ。



たぶん、書いたらまずいから書かないけど、施設でて半年くらいたった頃、ボタが死んだって聞いても、アタシは驚かなかった。



そういう感じの遊びだったから。



さすがにしばらくしてバレたみたいな状態になって(アタシたちの雰囲気とか?)私とかボタとか他の何人かの子は夜間外出禁止になった。



そんなことがあっても施設からは追い出されたりはしなかった。


でも、チィってバカな子のせいで最悪なことになった・・・。



つづく。