riri_kawaseの世界。

明日もあなたが幸せでありますように・・・。

ミスミさんに会いに行くアタシ。

※閲覧注意のお話です。暗い話が苦手な人は読まないでください。






前々回の『アタシの国から引っ越したアミちゃん。』のつづきになります。




『パソコン事件』の失敗で、私なりにキズついていたし、落ちこんだりもしていた。



・・・くわしくは書きたくないから書かないけど、その頃のアタシは少しだけバカだったから、ネットを使った犯罪に巻きこまれた。



24回くらい後悔したし、30回くらい泣いた。



もう、一生パソコンは使わないと決意したし、家にあったお母さんのノートパソコンはフツーに捨てた。



お母さんは、かってにアタシがノートパソコン捨てたから最初はすごい怒っていたけど、アタシの苦しみを理解してくれた(?)から許してくれた(話しはちょっとズレるけど、もう何年もパソコン事件から経つけど、いまだに私の家にはパソコンがなかっりする。もちろん、アタシはあれから一度もパソコンにふれてないし、さわりたくもない。きっと一生さわらない気がする・・・)



それで、辛すぎたから小学校休んで、裸足で海まで行ってトンビに持ってきていたドーナツ取られたり、あやうく溺れそうになって知らないおじさんに助けてもらったりしていた。




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海に人がたくさんいるのが不思議だった。アタシと同い年くらいの子がたくさんいたし。



それで、こんなに不登校の人がいるのはおかしいって、考えて、気づいた。



もう夏休みじゃん、て。



勘違いしてもらいたくないんですが、アタシがいつも夏休み的な生活してたから気づかなかったわけではなくて、私が夏休みになったの気づかないくらい落ちこんでいたってことです(私かわいそう)。

それで、このままトンビにドーナツ取られたり、溺れて助けてもらったりしていても、何もかわらないって考えて、とりあえず『ミスミさんに会おう』て決定しました。



『ミスミさん』は本当は書いてはいけない人だったりします。お母さんからも、ミスミさんのことは人に話したらダメって何回も言われていたし、大好きなお父さんからも、同じように言われていました(でも、ブログで書いてはいけないとは言われていないから書いています)。



向こう側の人(?)みたいにお母さんが知り合いのおばさんたちと電話で話しているのをきいたことがありました。



名前も日本人なのに『ミスミなんとかなんとか』みたいな長い名前です。



私がかってにミスミさんのことを考えて書くんですが、なんか、ミスミさんは宗教的な活動をしている人だと思っています(もしかしたら、宗教的な世界では、すごい有名な人かもしれないから、名前はちょっとだけかえています)。



私にはむずかしいことはわかりませんが、ミスミさんと話すといろんなことが、わかった気持ちになりました。



たぶんだけど、お母さんがこの外国に引っ越しを決めたのも、家賃が安いのもあったけど、この地区内に『ミスミさんが住んでいたから』だと思っています。



時々、夜になるとお母さんは一人でミスミさんに会いに行って話したりしていました(ミスミさんが家に来てくれることもありました)。



お母さんは離婚してから、なんかボロボロだったから話す相手が欲しかったんだと思う。



とりあえず、その日、私はミスミさんと会うことを決めて、服とか溺れてビショビショだったから、一回、家、帰って着替えてからむかうことにしました。



それで、着替えてシャワー浴びて、ミスミさんの住むアパートみたいな家まで行って気づきました。



ミスミさんって、どこの階のどの部屋に住んでるの?



て。



お母さんに一回だけ連れてきてもらっていたんですけど、けっこう前だったから、二階のどこか、くらいしか覚えていませんでした。



下にあるポストのところで確認しても、名前とか書いてなかったり、書いてあってもむずかしい字で読めなかったりで、あきらめました。



それで、しかたないから雰囲気で二階のそれらしい家まで行って、ピンポン押して『こんにちは~』て言ってガチャガチャやりました。



ドア、ガチャガチャしたら、カギがあいていたから、フツーに中に入って、廊下とか歩いてリビングに向かったら、ミスミさんがソファーに座ってテレビ見ていたから『おじゃましています』てフツーに挨拶しました。



ミスミさんは、なんか、ビックリした顔でこっちを見ていました。



それで、夕方で暗かったから最初ミスミさんだと思ったけど、その人はぜんぜんちがうおでこにバンソコしたタヌキみたいなおばさんでした。


そのタヌキおばさんが部屋の電気つけながら『どこの子?』てきいてきたから、アタシのお母さんがミスミさんの知り合いで、話したいからミスミさんに会いにきました、て説明しました。


そうしたら、タヌキおばさんから『先生(ミスミさん)、旅行に行っていてお留守よ?』て言われました。


最初、信じられなかったから、いちおう、言われた隣の家ピンポンしたりガチャガチャしたりしたけど、本当にいないみたいだから、タヌキおばさんの家に戻って『ミスミさん、どこ行ったの?』てききました。



そうしたらタヌキおばさんが、なんか、意味不明なパンフレットみたいな物を持ってきました。



それは写真つきの施設の案内が書かれた紙で、ミスミさんは、そこに少しまえに行ったとか言われました。



その施設の場所まで、ここからどれくらいかかるのか調べてもらったら、だいたい460㎞くらい離れていて、電車とバスで4時間20分かかるって言われた。


お金も1万3000円くらいかかるとか言われたけど、私はイロイロな事情があってお金けっこう、もらっていたから、それは気にしなかった(フツーに10万くらい持ってた)。


とりあえず、タヌキおばさんに『今度また遊びにくるね?』てお礼言ってメモした住所の紙とかパンフレット持って家に帰った。



タヌキおばさんは、ミスミさんのことを『先生』とかフツーに言っていたから、なんか、ヤバい人だと思った。



とりあえず、家に帰ってから、いつものようにお母さんから意味不明な理由で怒られて、泣いたふりして、自分の部屋に入って、いつ出発するか考えた。



それで『今夜行こう』て決めて、玄関のところに『しばらく※※ちゃんの家に泊まりに行ってきます』みたいな手紙を置いて、ひそかに出発しました。



お母さんに本当のことを話したら、とりあえず怒られると思ったし、お金のこともきかれたくなかったから、ひそかに出発しました(私がそれだけお金を持っているのはナイショでした)。



それで、アパートから一番ちかくの駅まで歩いて行って、イロイロ調べて、もうそっち方面の電車がないって気づきました。

夜の12時すぎてたし。



外国だから、子どもが歩いていても大丈夫だったけど、朝まで駅で待つとか、たいくつだから、駅前の公園で始発まで待つことにしました。



それで公園むかったら、半分ホームレスみたいな人たちが花火とかして叫んだりしていた。



とりあえず、アパートから15分くらい歩いて疲れたから、ブランコに座りながら、その花火してるホームレスの人たち見ながら、いろんなことを考えた。


このままあそこに住んでいたら、きっとアタシも夜になったら花火しながら叫ぶようなバカな大人になっちゃう気がした。



だから、大好きなお父さんたちの住んでる地域に帰って、フツーの小学生に戻りたいって、考えたりした。



中学生になったら自殺しようとか考えていたけど、とりあえず、お父さんたちの地域の中学に行ってから自殺しようとかイロイロ考えていたら、花火持ったすごい大きなおじさんが近づいてきた。



そのおじさんはすごいお酒臭かったし、すごい真っ黒に日焼けしていた。



だから、歯が白いのが目立った。



暗い公園で隣に座られて話しかけられたけど、日に焼けた体は暗やみにとけ込んで、歯だけが空中に浮かんでいるみたいな不思議な感じがした。



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『どこから来たんだ?親は一緒じゃないのか?あぶないから帰りな?』



とか



イロイロその歯だけおじさんは言ってきた。



外見はボウズ頭だし、汚い服だし、お酒臭くて最悪だったけど、話した感じ良いおじさんだった。



とりあえず、心配させたくなかったし、朝までそこで電車待つつもりだったから『アタシは18で、もう大人だし、電車朝まで待たないとダメだから帰らない』みたいなことを話した。



歯だけおじさんは、すごいなんか、笑って『そうか18か、わかった。わかった。』て言って、イロイロなことを話しはじめた。


歯だけおじさんは若い頃、ピストルを運ぶ仕事をしていて、それが原因で刑務所にはいったとか、成人した娘が二人いて、一人が乳ガンで長生きできないとか、涙声で話したりしていた。



悲しい話しだとは思ったけど、おんなじ話を何度もしてきたから、すごいイライラした。



さっき、聞いたし、て何度も言いたくなったけど、大人な対応して、何度もきいてあげた(私やさしい)。



なんか、ホームレスだと思った人たちは、歯だけおじさんの会社の若いしゅう(?)で、歯だけおじさんは会社の社長さんだった。



貿易関係(?)の仕事を船でまわってやっていて、ほとんど海の上にいるとか言っていた。



だから、黒いんだと納得した。



歯だけおじさんが、次、仕事から戻ってきたら乳ガンの娘さんが死んでるだろうな、てさびしそうに言ってたから『海に行かないでそばにいてあげたら?』て言ったら『俺が現場に行かないと仕事にならない』とかイロイロ言っていたけど、きっと苦しんでいる乳ガンの娘さんを見ていたくないんだと私は思った。



『美人だろ?』て言ってサイフから取りだした娘さんの写真を見せてきた歯だけおじさんは、すごい自慢気だったから、すごい愛情を感じた。



けっきょく、朝まで歯だけおじさんはそばで話してくれていた。



他の若い人たちはとっくに帰っていたから、心配していてくれたのがわかった。



『もし、何かあったら電話しろ。まだ海に行かないから』とか言って、番号書いた紙と一緒にお金わたしてきた。



お金いらないって何度も断ったけど、半分怒りながらわたしてきたから、しかたなく受けとって、駅まで一緒に来てくれたお礼いってバイバイした。



それから、始発の電車乗って、私は歯だけおじさんの娘さんができるだけ長生きできたらいいのにな、て思いながら出発した。



つづく。